そんなにオタクでもない。

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隊長を罵らないであげてください。

 「我々特務隊WLECは、既にターゲットを射程距離内に認識した」

 その一挙手一投足、全てを見逃さないとでもいうように神経を張り巡らせる。鼓動はいっそ滑稽なまでに脈打っていた。指にかかる引き金を引けばそれはいとも簡単に終わるのかもしれないが、それでは苦しいばかりの焦燥感はいつまで経っても消えないような気がした。巡らせた謀略も邪魔なだけの感情も、このままでは何もかもが無駄になってしまうようだと。
 狼男を倒したいなら、銀の弾丸を撃ち込むしかない。足を得たいのなら声を差し出すしかないように、欲するものを手に入れるためには、何かを犠牲にしなければならない。そうだ、引き際を覚えない自己主張はただ醜いだけだと、愚鈍になるなと、僅かに震える手のひらを堅く握りながら、ひっそりと呟いた。

 「ターゲットをロックオン」

 銃口を向けることが背徳の始まりなら、楽園を失うのは引き金を引くときなのだろうか。

 「ターゲット接近。距離、残り 300……200……100、

   ――撃て」


ターゲット:つよっさんのでーぶいでー
主催:バルネラビリティ
協力:某オンラインショップ
スペシャルサンクス:特務隊WLECの皆さん。
※WLEC…うぃー・らぶ・えんどり・けりー
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